沖縄県那覇市のマリン観光開発は、2023年2月7日から、海中CO2濃度測定器を搭載した半潜水式の水中観光船でのクルージング「ブルーカーボン・クルーズ」を始めました。乗客は船内のモニターで海中CO2濃度の変化をリアルタイムで確認することによって、ブルーカーボンの吸収を実感することができます。
同社は、「ブルーカーボン・クルーズ」によって海中CO2濃度を測定し、海藻藻場や湿地、マングローブ林だけでなく、光合成によって栄養を得ているソフトコーラルを中心としたサンゴの群生もCO2を吸収しているブルーカーボン生態系であることを実証中です。
ブルーカーボンによるCO2削減量の確実性を高めるためには、大気CO2吸収量を直接的に測定できる高精度な海中CO2濃度のデータを蓄積していく必要があり、「ブルーカーボン・クルーズ」はこうしたデータの収集に貢献しています。
<参照情報>
マリン観光開発「ブルーカーボン 水中観光×CO2吸収源の見える化」
https://marinenetwork.co.jp/bluecarbon.php