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2025.12.22
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世界銀行、東部熱帯太平洋海洋保護回廊(CMAR)の持続可能性を支える文書を発表

Photo by Bernd 📷 Dittrich on Unsplash

世界銀行は2025年5月、Eastern Tropical Pacific Marine Conservation Corridor(東部熱帯太平洋海洋保護回廊、 CMAR)に関する最新の分析と提言をまとめた文書を発表しました。

CMARとは、エクアドル、コスタリカ、コロンビア、パナマの4か国がそれぞれの海洋保護区をつなぎ、地域全体で海洋生物の回廊を守るために2004年に設立された国際的な協力の枠組みです。

世界銀行の文書では、CMARの重要性を改めて強調し、体制強化の必要性を示しています。CMARは約50万平方キロメートルに及ぶ広大な海域を対象としており、6,700種以上の生物が生息し、約3,700万人の人々が暮らしています。

世界銀行は2023年と2024年の分析を踏まえ、パナマ市に恒久的な事務局を設置し、運営や調整、能力構築を支援する方針を示しました。さらに、2025年から2035年までの行動計画や広報戦略の策定を後押しし、ブルーボンドを含む多様な資金調達手段の活用可能性も提示しています。

<参照情報>
Financing Healthy Oceans : Options for Sustaining the Eastern Tropical Pacific Marine Conservation Corridor Oceans
https://documents.worldbank.org/en/publication/documents-reports/documentdetail/099051125185538967

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