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2026.01.23
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豪ケアンズ空港周辺のマングローブ研究により、先住民主導の調査研究に新基準を設定

Photo by Ngan Huynh on Unsplash

豪ロイヤルメルボルン工科大学(RMIT大学)は2025年12月3日、先住民族のイルカンジ部族が、ブルー・カーボン・ラボおよび同大学の科学者たちとケアンズ空港と共同設計した研究について報告しました。

公刊ジャーナル『Ocean & Coastal Management』に掲載されたこの新しい研究は、「長期的に環境・文化に関する知識を構築しながら、どのように先住民と科学者と産業界が協働して沿岸生態系を保護することができるか」に重点を置いています。

同研究によって、グレート・バリア・リーフの近くにあるケアンズ空港周辺のバロン川河口に300ヘクタールのマングローブ林があり、年間2,000トンを超える炭素を貯留していることが分かりました。

科学者によると、同研究は、単にマングローブと炭素に関するプロジェクトであるだけでなく、さまざまな形の知識を結集し、Yirrganydji Land and Sea Ranger Program(仮訳:イルカンジの土地と海のレンジャープログラム)によって、生態系の変化を長期的にモニタリングする能力を強化するものとなりました。

また、同研究は、オーストラリアの熱帯地域の各地で行われているプロジェクトにとって重要な新データを提供しており、地域で継続中の調査研究を促進するとしています。

<参照情報>
Cairns Airport mangrove study sets new standard for Indigenous-led research on country
https://www.rmit.edu.au/news/all-news/2025/dec/cairns-airport-mangroves

Indigenous stewardship and co-management in action: a case study on blue carbon from a mangrove ecosystem on the Great Barrier Reef
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S096456912500434X

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