2025年5月、国際原子力機関(IAEA)の科学者らが、海藻養殖場における炭素の堆積速度を核技術を駆使して高精度で測定した評価を発表しました。世界中の海藻養殖場の炭素貯留に関する初めての包括的かつ実験的な評価だとしています。この評価によると、海藻養殖場も自然のブルーカーボン生態系と同じ速度で海底の堆積物に炭素を蓄積していることが確認されたとしています。

IAEAは、この研究がブルーカーボンの科学的理解を深め、気候変動緩和の新たな可能性を開くものであるとし、各国での知識共有と能力構築を通じてその取り組みを支援していくとしています。

＜参照情報＞
Study Reveals Potential of Seaweed Farms as Carbon Storage Solution
https://www.iaea.org/newscenter/news/study-reveals-potential-of-seaweed-farms-as-carbon-storage-solution