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2026.01.27
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世界の塩生湿地、森林の3倍の速さで減少、一方で回復の望みも

Photo by Tyler Butler on Unsplash

英国の生態学・水文学センター(UKCEH)やWWFをはじめとする国際研究チームは2025年6月、世界の塩性湿地の現状に関する報告書(「STATE OF THE WORLD’S SALT MARSHES」)を発表しました。

報告書によると、世界の塩性湿地の面積は約5万3,000km²で、かつての広がりと比べると半分以下に減少しているとしています。農地転用や都市開発などで、2000年から2019年の間に1,435km²(シンガポールの約2倍)が失われ、3億2,600万トン相当のCO₂が排出されたと推定しています。また消失率は年0.28%で、森林の3倍の速さとされています。

一方、米国や欧州北西部、中国、オーストラリアの一部では回復が進んでおり、適切な支援があれば最大2万km²の回復が可能で、年間3,600万トン相当のCO₂削減につながるとしています。

同報告書は、30か国以上から70人の研究者が参加し、世界の塩性湿地の変化を分析したもので、各国政府に向けた保全・回復に関する提言もまとめています。

<参照情報>
Vanishing saltmarshes threaten climate progress but recovery is within reach
https://www.ceh.ac.uk/news-and-media/news/vanishing-saltmarshes-threaten-climate-progress-recovery-within-reach

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