
カナダのウォータールー大学が、チリカ湖(インドにあるアジア最大の汽水湖、ラムサール条約の登録湿地)でブルーカーボン生態系・水質・小規模漁業の相関関係についての研究を発表しました。
同研究は、生態学的なデータと社会的現実を結び付け、コミュニティの視点による分析を基盤とすることによって、持続可能性科学と、SDGsを達成するためのグローバルな取り組みに貢献するものです。最も重要としているのは、断片的なトップダウン型の保護モデルから、沿岸のリソースに最も頼っている人々の声を中心に、生態系を基盤とする、もっと包摂的で参加型のガバナンスを行うアプローチへのシフトです。
<参照情報>
Linking Blue Carbon Ecosystems and Water Quality in Coastal Wetlands for Viable Small-Scale Fisheries
https://uwspace.uwaterloo.ca/items/678ae799-15ca-43b3-9230-c0e2d4f51215