
カーボンクレジットの国際認証機関Verraは2025年5月、環境・持続可能性分野でのデジタル革新を支援するヘデラ財団と連携し、カーボン市場のデジタル化を加速する新しいデジタル管理ツールを導入したことを発表しました。オープンソース基盤「Hedera Guardian」とVerraの「Project Hub」を統合することで、プロジェクトの登録からクレジット発行までの過程を自動化・効率化し、透明性と信頼性を高めることを目指します。
第一号となるのはセネガルのマングローブの再生プロジェクトで、潮汐湿地・海草域回復のデジタル化手法を用いた申請の自動化が実現しています。年内に20の手法を追加デジタル化する計画で、Verraは「高い完全性とオープンイノベーションによる気候行動の新時代」を切り開こうとしています。
<参照情報>
Verra and Hedera to Accelerate Digital Transformation of Carbon Markets
https://verra.org/verra-and-hedera-to-accelerate-digital-transformation-of-carbon-markets/


