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2026.02.03
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マングローブと水産養殖、ベトナムで進む一体的な取り組み

"Shrimp Farms" by AMNH Seminars on Science is licensed under CC BY-NC-SA 2.0

ベトナム・ハノイのオランダ王国大使館は2025年12月29日、両国政府や民間企業が協働するベトナムのマングローブ保全と持続可能な水産養殖の取り組みに関する記事を発表しました。その中で、ベトナム南部で現在展開中のプロジェクト「TOMGOXY Zero」が紹介されました。

このプロジェクトは、エビ養殖とマングローブの再生を一体的に進める新しい取り組みで、マングローブを養殖の付加的な対策としてではなく、事業開始時点から養殖場の設計に組み込んでいる点が特徴的であるとしています。エビ養殖とマングローブ再生を一体化し、排水に含まれる栄養分をマングローブが自然にろ過・処理することで、水質の改善や生物多様性の維持、ブルーカーボンとしての炭素貯留を同時に実現することを目指すものだとしています。

現在は、ベトナム南部トラヴィン省でパイロット事業が進められており、養殖場を排水ろ過、生産、マングローブ再生のゾーンに分け、マングローブの成長や炭素貯留、水質、生物多様性への影響が継続的にモニタリングされています。

同プロジェクトは2022年に始まり、2026年までデータ収集が続けられる予定で、現時点では実証途中の取り組みです。今後は別地域への展開も計画されており、環境保全と水産業の両立を図るモデルとして検証が進められています。

<参照情報>
Mangrove conservation and sustainable aquaculture in Vietnam: thriving together
https://www.agroberichtenbuitenland.nl/actueel/nieuws/2025/12/29/mangrove-conservation-in-vietnam-and-sustainable-aquaculture-thriving-together

プロジェクトの説明
https://www.oceanhealth.world/projects/tomgoxy-zero

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