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日本・世界の取り組み
2022.01.07
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米国:1970年代からスタート、バージニア海洋科学研究所によるアマモ再生の取り組み

1970年代という早い段階から藻場の再生に取り組んでいる事例があります。1978年から始まったバージニア海洋科学研究所によるアマモの再生プロジェクトです。

1970年代半ばからチェサピーク湾(西側にはワシントンD.C.やノーフォーク、東側はデルマーバ半島がある)でアマモが減少したことが、この取り組みを開始するきっかけとなりました。

残念ながら、チェサピーク湾でのアマモの再生はこれまでのところ成功していません。しかし、デルマーバ半島の東側のサウス湾、スパイダークラブ湾、ホッグアイランド湾では、1999年にはアマモはほぼゼロだったのが、現在では6,000エーカー(約24平方km)を超える規模のアマモの藻場が広がっており、世界的な海草再生の成功事例になっています。

また、これまでの取り組みから、成功の鍵を握っているのは水質であること、米国の中部大西洋岸の大規模養殖では、成体のアマモの移植よりも、種子を用いるほうが効果的であることがわかっています。今後の課題は、それぞれの現場で、波や潮の流れなど、どのような物理的な条件が、生育に影響するのかについての理解を深めることとしています。

バージニア海洋科学研究所「Seagrass Restoration」(ウェブサイト)
https://www.vims.edu/research/units/programs/sav1/restoration/index.php