鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」(以下、プロジェクト)実行委員会は、2023年2月27日から3月5日にかけて、ウニを食べて海を守ろう! 『とっとりうの花ウニまつり』を開催しました。
鳥取の海では、ムラサキウニが海藻を食べ尽くすことにより、磯焼けが進行しています。プロジェクトでは、藻場の回復のためにムラサキウニを採取する取り組みを進めていますが、身入りが少なく、あまり食べられないため、流通は限定的でした。
取り組みを持続可能なものにするためには、採取したムラサキウニの利活用が不可欠です。プロジェクトでは、地元の飲食店と連携して、ムラサキウニを原料とした加工品の開発を進めてきました。
そこで誕生したのが「とっとりうの花ウニ」です。採取したムラサキウニを、地元産の野菜を餌として畜養し、低利用資源となっていた「おから」と、強い粘り気が特徴の地元産海藻「アカモク」と組み合わせた加工品に仕上げたものです。
『とっとりうの花ウニまつり』では、鳥取市内の17飲食店が参加し、各店舗から「とっとりうの花ウニ」を使ったオリジナルメニューが提供されました。より多くの人の関心を集め、情報を拡散するために『ウニを食べてウニを貰おう』キャンペーンを合わせて実施。多くの人がウニのビン詰めや海の幸詰め合わせ等の景品を求めるなどで、注文したメニューの写真を、ハッシュタグ「#ウニを食べて海を守ろう!」を添えて、SNSに投稿しました。
<参照情報>
鳥取ブルーカーボンプロジェクト プロジェクト02 ウニの加工品やメニューを開発しよう
https://tottori-bluecarbon.jp/project02/
とっとりうの花ウニまつり
https://tottori-bluecarbon.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/02/2302unimatsuriPNF_organized.pdf
ムラサキウニを用いた新食材「うの花ウニ」完成! 「とっとりうの花ウニまつり」を開催!
https://uminohi.jp/news/2022_gochitottori_uni0227/