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2023.06.02
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ウミトロン、衛星データを活用した、ブルーカーボンのポテンシャル評価サービスを自治体に提供

Photo by NASA on Unsplash.

ウミトロン株式会社(東京都品川区)は2023年4月20日、内閣府の支援を受け、ENEOSホールディングスや熊本県上天草市と共同でプロジェクト「カーボンニュートラルを目指す自治体と民間企業とのマッチングに向けたブルーカーボンのポテンシャル評価事業実証」を実施、衛星リモートセンシングのデータとAIを使ったブルーカーボンのポテンシャル評価サービスを開発したことを発表しました。

2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、海岸線を有する地方自治体ではブルーカーボンの活用が検討されています。しかし、ブルーカーボンの現状やポテンシャルなど全体像の確認は、時間やコストの観点から容易ではありませんでした。

同社のサービスでは、衛星データを活用して自治体沿岸の藻場や海草の生育エリアを推定し、ブルーカーボン蓄積量の推定と生育のポテンシャルマップを作成します。沿岸域で対象となる藻類や海草の生育が確認されているエリアの一部を調査し、その結果をもとにAIによる条件学習を実施。学習させたAIを用いて、自治体全域の衛星画像から対象の藻類や海草の生育場所を推定し、ブルーカーボン蓄積量を推定。衛星と水深のデータ、現地で取得した補正データを活用して生育活動が可能なポテンシャルの高いエリアもマッピングします。

ウミトロンは、ブルーカーボン活用に興味のある地方自治体向けに本サービスを提供していく予定だとしています。


<参照情報>
ウミトロン プレスリリース
https://pr-ja.umitron.com/post/715079002332774400/bluecarbon

内閣府「令和4年度 課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」内「カーボンニュートラルを目指す自治体と民間企業とのマッチングに向けたブルーカーボンのポテンシャル評価事業実証」プロジェクト概要
http://www.uchuriyo.space/model/pdf/03_proposaloutline.pdf

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