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2023.07.07
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北海道えりも町:北海道開発局が天然コンブ漁場のCO2吸収量の調査開始

国土交通省北海道開発局(以下北海道開発局)は2023年4月25日、国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所(以下寒地土木研究所)と共同で、北海道えりも町の天然コンブ漁場がCO2をどのくらい吸収しているか、調査を開始するとプレスリリースで発表しました。この調査は、えりも町やえりも漁業協同組合、北海道大学大学院情報科学研究院と連携して進めます。

具体的には、えりも町とえりも漁業協同組合が潜水士によるコンブの生育調査と、コンブ漁場をドローンで空中撮影し、撮影した画像を北海道大学大学院情報科学研究院がAIを使って処理し、海藻の生息面積を計算します。また寒地土木研究所は、この調査に関する技術的な助言を行います。

プレスリリースによると、2023年6月に現地調査を開始し、2023年内にコンブ漁場がCO2をどのくらい吸収するか算定する予定とのこと。結果についてもまたお伝えしたいと思います。


<参照情報>
国土交通省北海道開発局「えりも町沿岸の天然コンブ漁場におけるブルーカーボンによる CO2吸収量の調査を開始」(プレスリリース)
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/230425_pr.pdf

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