株式会社ジャパンブルーカーボンプロジェクト(JBP)と釧路ガス株式会社は2023年5月30日、「釧路ガス昆布の森づくり」構想を発表しました。釧路港の海域に昆布の森を作り、海の二酸化炭素吸収源である海藻や海草を増やすブルーカーボンの取り組みを進めるものです。地元の自治体である北海道や釧路市の助言を得ながら進めています。
現時点では、この海域には海藻類の養生は見られませんが、将来的にこの海域に昆布を始めとした海藻類の養生ができれば、ブルーカーボンに大いに貢献できることが期待されます。
最初のステップとして、釧路ガスが協力して海域に5つのブイを設置し、釧路西港島防波堤にロープを下ろし、オニコンブを養生します。2024年3月までその成長を観察・確認し、成功すれば更なるロープの設置を行い、「昆布の森」の造成を目指す計画です。
JBP社は将来的に、二酸化炭素吸収源であるコンブの森から発生するブルーカーボンクレジットの販売を目指しています。また、この事業は地元企業である釧路ガスとの協働により、地元に根差したブルーカーボン推進活動となります。
加えて、北海道釧路総合振興局が全道に先駆けて設立した「ブルーカーボン推進検討協議会」や釧路市のゼロカーボンシティ宣言に貢献することが期待されています。
JBP社は今後も海藻の森づくりなどのブルーカーボン活動を通じて、脱炭素を目指す持続可能な社会の実現に貢献する意向です。
<参照情報>
株式会社JBPと釧路ガス株式会社で「釧路ガス昆布の森づくり」構想を発表
https://japan-bluecarbon.com/wp-content/uploads/2023/06/%E6%B4%BB%E5%8B%95%E5%A0%B1%E5%91%8A2023%E5%B9%B46%E6%9C%88.pdf