三省水工、日建工学、アルファ水工コンサルタンツ、三洋テクノマリンの4社は2023年3月3日、「漁港を利活用した海藻バンクによるブルーカーボン生態系拡大プロジェクト」が、グリーンイノベーション基金事業として採択されたことを発表しました。海藻藻場を回復させるための技術開発に取り組みます。
日本は2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げ、2020年10月に2050年カーボンニュートラルを宣言しました。この宣言を踏まえ、経済と環境の好循環につながる企業の野心的な挑戦を後押しすべく、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に創設されたのが、総額2兆円のグリーンイノベーション基金です。
本プロジェクトの事業期間は9年間で、事業規模は約14.9億円です。4社それぞれの強みを生かし、海藻類の生育を促進する材料を混入した基盤ブロック、軽量な海藻移植用カートリッジ、海藻バンクシステム、広域藻場モニタリング手法を開発します。これらを組み合わせることで、藻場を効率的に回復・造成する海藻供給システムの実現、社会実装を目指します。
<参照情報>
NEDOグリーンイノベーション基金事業として採択 「ブルーカーボンを推進するための海藻バンク整備技術の開発」で「漁港を利活用した 海藻バンクによるブルーカーボン生態系拡大プロジェクト」を実施
https://www.sanshosuiko.co.jp/news/20230303001.pdf
グリーンイノベーション基金事業「食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発」に着手
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101602.html
グリーンイノベーション基金事業 特設サイト
https://green-innovation.nedo.go.jp/