環境コンサルティングを手がけている株式会社イノカ(以下イノカ)は2023年10月12日、同社の環境移送技術を用いて、マングローブ林の保全・活用の研究と価値を普及する「ブルーフォレストプロジェクト」を開始したことを発表しました。
イノカは人工海水を使って水槽内に海洋環境を再現する環境移送技術を活用して、2022年2月に世界で初めて産卵時期をコントロールしたサンゴの人工産卵に成功しました。
ブルーフォレストプロジェクトでは、この技術と研究から得たノウハウを活かして、以下のサービスを提供します。
- オフィスのエントランスや商業施設、個人宅に、環境移送技術で再現したマングローブ生態系を設置する「マングローブビオトープ」
- ネイチャーポジティブの実践に対して興味のある企業向けに、マングローブ生態系に及ぼす影響について評価したり、新しいマングローブの活用を研究する「海洋治験」
- マングローブに直接触って、マングローブ生態系を楽しく学ぶ教育プログラムを提供する「マングローブラボ」
イノカはこうしたサービスを提供することで、マングローブの保全と普及啓発を促進していきたいと語っています。
<参照情報>
株式会社イノカ 「ブルーカーボン生態系としても注目が集まるマングローブ林を環境移送し、都市部でのマングローブ研究・保全を加速する『ブルーフォレストプロジェクト』を立ち上げ」
https://corp.innoqua.jp/news/bb5o-fqch1my