発電・送電事業を行う電源開発(以下、Jパワー)は2023年11月29日、北九州市と連携して、同日に開催された「北九州港港湾脱炭素化推進協議会特別講演会」を、ゼロ・カーボン会議とすることを発表しました。
北九州市では、企業、団体、官公庁で構成する「北九州港港湾脱炭素化推進協議会」を2023年3月に設置しました。国際物流の結節点かつ産業拠点である北九州港において、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを目指す「カーボンニュートラルポート」の形成に向け、検討を進めています。
Jパワーは、北九州市にある若松総合事業所の構内で、ブルーカーボンの活用に取り組んでいます。消波ブロックに産業副産物を多量に活用した低炭素素材を用いて、そのブロックに付着した海藻がCO2を吸収する仕組みを構築し、継続的にJブルークレジットとして認証を受けています。
今回、会議開催に伴い発生するCO2(9.1t-CO2)を、Jブルークレジットを用いてオフセットすることで、ゼロ・カーボン会議を実現しました。港湾・海洋などの海に関する会議を、海から創出したJブルークレジットでオフセットするのは国内初となります。
<参照情報>
国内初 海由来のクレジットで海関連の会議をゼロ・カーボン化
~北九州港港湾脱炭素化関連会議をJブルークレジットでオフセットします~
https://www.jpower.co.jp/news_release/2023/11/news231129.html