日本旅行は2023年12月13日、ブルーカーボンを活用したカーボンオフセット付き旅行商品を発売することを発表しました。松江市、松江観光協会、中国電力、JR西日本、日本旅行で構成される「松江市脱炭素先行地域推進協議会・カーボンニュートラル観光タスクフォース」と、「海と日本のプロジェクトinしまね」による支援で実現した商品になります。
日本旅行では、2021年2月から、森林由来のJ-クレジットを活用した旅行商品のカーボンオフセットプログラムに取り組んでいます。今回、不特定多数に対し広く募集する個人型ツアーでは日本で初めて、オフセットにJブルークレジット®を活用します。
Jブルークレジット®は、沿岸域や海洋における気候変動対策に、ブルーカーボン生態系をCO2吸収源として活用する取り組みを加速すべく、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合が2020年に創設した制度です。
今回の取り組みでは、中国電力が保有するJブルークレジット®で、旅行による移動で排出されるCO2をオフセットします。島根県松江市の島根原子力発電所3号機人工リーフの藻場で吸収されたCO2が認証されたものです。
松江市脱炭素先行地域推進協議会の会長でもある松江市の上定昭仁市長は、同日行われた記者会見で、「持続可能な社会をつくるため、行政や民間企業だけでなく、市民や観光客が具体的な企画を通じて脱炭素に貢献することで、オール松江市として取り組みを進めていきたい」と話しています。
<参照情報>
個人型旅行商品として日本初のJブルークレジット®付商品 鉄道の旅でカーボンオフセット+海洋生態系を保全「JRで行くCarbon-Zero環境にやさしい旅 島根県 松江・玉造温泉」を発売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002300.000077920.html
日本初のJブルークレジット®付個人型旅行商品を発売
https://www.nta.co.jp/news/2023/__icsFiles/afieldfile/2023/12/13/j_blue_credit.pdf
Jブルークレジット
https://www.blueeconomy.jp/credit/