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2024.03.19
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100万トンのブルーカーボン・クレジット×20年、画期的な契約を締結

”Gazi's mangrove forests” by GRID-Arendal is licensed under CC BY-NC-SA 2.0

カーボンオフセット・ソリューションの世界的リーダーであるCertified Carbon Credits Limited (CCCL)は2024年1月8日、ケニアで環境保護活動に取り組むMikoko Initiative C.B.O.とカーボン・クレジットに関する画期的な20年契約を締結したことを発表しました。

同契約は、ケニアのマングローブ・プロジェクトなどを通じたブルーカーボン・クレジットに焦点をあて、年間最低100万トンのカーボン・クレジットを運用していくという歴史的な合意であるとしています。

契約にもとづき、CCCLはMikoko Initiativeによるマングローブ再生プロジェクトから創出された認証済みのカーボン・クレジットを購入します。この協働は、気候変動に立ち向かい、生物多様性を支えるという両社のコミットメントに沿うもので、環境の持続可能性への重要な一歩であるとしています。

ケニア議会の副院内総務を務めMikoko Initiativeの代表でもあるOwen Yaa Baya氏は、両社の協力関係を大いに喜び、次のようにコメントしています。
「このたびのCCCLとの契約は、我々がケニアにおける自然の生息環境の保護と気候変動対策への積極的な取り組みに対して真剣に取り組んでいることの証です」

また、CCCL社長のDaniel Brody氏がこの協力関係の意義についてコメントしています。
「Mikoko Initiativeとの協力は、持続可能な発展における新時代の幕開けとなります。ブルーカーボン・プロジェクトを重点的に取り組むことで、カーボン・クレジット市場におけるベンチマークを確立させることを目指し、環境保護とコミュニティ支援を確かなものにします」


<参照情報>
Significant Carbon Credit Agreement Between Certified Carbon Credits Limited and Mikoko Initiative C.B.O.
https://www.certifiedcarboncredits.org/2024-01-08-press_release_mikoko_kenya.html

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