
カナダのビクトリア大学は、人工知能(AI)を活用して海洋の健康と炭素吸収能力を調べる研究を進めています。研究チームは水中センサーや無人潜水機(ROV)を使い、機械学習で植物プランクトンの量を予測し、生態系の健康や炭素吸収力を評価します。データは、各センサー内でAIに学習させ、知見だけを中央に戻すため、外部に出さず安全に扱えるため、情報漏洩の心配もないとしています。サイバー攻撃を防ぐシステムも導入済みです。
学生も参加し、実験や分析を通じて海洋保全やブルーカーボン研究の次世代リーダー育成にもつなげます。2025年末にはROVを実際の海に展開する予定で、気候変動対策や持続可能な海洋利用への貢献が期待されています。
<参照情報>
Artificial Intelligence does double duty, predicting ocean health and securing ocean data
https://nrc.canada.ca/en/stories/artificial-intelligence-does-double-duty-predicting-ocean-health-securing-ocean-data