
IKIは2025年10月15日、パプアニューギニアが、同組織の資金提供を受け、太平洋のマングローブと海草を保護するための「国家ブルーカーボン政策ロードマップ」を開発していることを発表しました。
このブルーカーボン政策の目的は、マングローブ・海草生態系の保護を体系的に国家戦略に盛り込むことです。同政策の核である2025~28年のロードマップは、ブルーカーボン生態系の保護と、沿岸コミュニティの強化および世界全体の気候目標の達成を結び付けています。同ロードマップは参加型のプロセスを通して開発され、国家当局、地方行政府、研究機関、非政府組織、そして重視される沿岸コミュニティが、協議中に各々の視点を示しました。その結果として生まれた政策は、既存の国家の枠組みと連携しており、既存の戦略を強化すると同時に、以前から存在していたギャップを埋めるものになっています。
パプアニューギニアは、このロードマップを完成させることによって、「ブルーカーボン生態系の保護は国家の優先課題である」という明確なメッセージを送っています。同国は2035年までに、さらに健全な生態系、レジリエンスの高いコミュニティ、ブルーカーボンの取り組みから得る持続可能な収益を実現し、太平洋地域のリーダーとして認識されることを目指しています。
<参照情報>
IKI supports the development of a blue carbon policy roadmap
https://www.international-climate-initiative.com/en/iki-media/news/iki-supports-the-development-of-a-blue-carbon-policy-roadmap/


