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2025.06.09
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富士通、ブルーカーボンの取り組みを推進する会社をスピンアウト

Photo by ilya.ostanin is licensed under CC BY-NC-SA 2.0

富士通は2024年12月3日、藻場造成からブルーカーボン測定、申請までの事業を推進する会社「BLUABLE」をスピンアウトしたことを発表しました。BLUABLEは、起業家マインド・スキルを持った人材の育成と新規事業創出を目指すプログラムを通じて、2024年10月に出向起業スタートアップとして設立された会社です。

出向起業とは、自社内では新規事業に挑戦できる環境、機会が得られにくい課題が存在する大企業などに所属する人材が、自社の通常業務から切り離して自立性および柔軟性を維持しながら新規事業創造に挑戦する取り組みです。

BLUABLEは、藻場造成からブルーカーボンの測定、申請までをワンストップで提供しています。藻場造成には重機などは使わず、海藻が着生しやすい基質を海へ投下するだけです。そのため、一般的に行われている方法と比較して短期間かつ安価に導入できるとしています。

BLUABLEはまた、造成した藻場から創出されたブルーカーボンを測定し、Jブルークレジットの申請も実施しています。今後は、IoTやAI技術を活用し、より高精度な測定に関する実証実験を行う予定とのことです。

<参照情報>
(1) プレスリリース
富士通の新規事業創出プログラム「Fujitsu Innovation Circuit」から初の出向起業スタートアップが誕生 藻場造成からブルーカーボン測定、申請までワンストップで提供するBLUABLEをスピンアウト
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2024/12/3.html

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